ヒロ、勇者2回目まだまだレベル5

辛いことやしんどいことはもうこりごり、バツ1シングル第2の人生雑記

子どものころの記憶がないのはナゼ

 

幼児健忘症や病気によるもの

心理的要因は物理的に目に見えないのでわかりにくいけど

「心的外傷体験」心理学では「トラウマ」

深刻なトラウマの場合記憶を消してしまったり後にフラッシュバックをおこしたりする

 

※トラウマに関する内容があります
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幼児健忘症

 

幼児健忘症は、ほとんどの人が3歳半から4歳頃までに、幼少期の記憶を失ってしまう現象のこと

その原因は、脳の発達段階に関係していると考えられてい

 

・海馬の未熟化説

海馬がまだ発達していないので未熟だからという説

 

・脳の再編成説

成長段階にある脳が活発に再編成される時期なので 幼少期の記憶が不要となり消去されるという説

 

病気によるもの

 

脳の病気で記憶がなくなる

脳梗塞やもやもや病など、また指定難病にもあるようです

 

これは脳に物理的ダメージがある病気

 

ダメージという目に見えるかたちで原因がわかっているということ

 

心理的要因

 

これが分かりにくい

目に見える形ではないから

 

子どものころの記憶がないのはトラウマが要因になっていることが多い

「トラウマ」とは心理学では「心的外傷体験」

 

「トラウマ」といっても 個人差もあるし軽いものから重いものまで多種多様

 

子どもにとって辛い体験や耐え難い恐怖は 心を守るために記憶から排除する
あまりにも辛い体験や恐怖は 感じることさえ耐え難いから

 

ある意味そうして現実に対応していると言えるのかもしれない

 

また成長してフラッシュバック症状を引き起こすこともある

 

心的外傷(しんてきがいしょう、英語psychological traumaトラウマ)とは、外的内的要因による肉体的及び精神的な衝撃(外傷的出来事)を受けた事で、長い間それにとらわれてしまう状態で、また否定的な影響を持っていることを指す。

心的外傷 - Wikipedia

 

トラウマといっても多種多様、感じ方の違い

 

同じ環境で同じように育っても受け取る子どもはタイプも性格も違うので 受け取り方もそれぞれ違うということ

 

受け取り方が違えば感じ方も違う

 

大人になれば対処出来る事でも 子どもにはまだその経験値がない

対処できない子どもは感じたことをダイレクトに受け取る

 

大人だって「可愛いね」と言われて

そのまま嬉しいと思う人もいれば

なに、嫌味なのと受け取ってしまう人もいる

 

人によって受け取り方は真逆にもなるということ

 

全く同じ環境でも トラウマにならない子どもとトラウマになってしまう子どもがいるということになる

 

これはもうある意味防ぎようがない

どんな人でも心にひとつやふたつのかすり傷はあるだろう

 

受け取り方の違い

 

現実レベルで会話が成り立っていて、分かり合えているようにみえても、実際はお互いがお互いの感覚で分かっていると思っているだけで、それが会話の相手と同じ感覚とは限らない

 

お互いにずれたままで、分かり合ってると思っていることが結構ある

 

例えばだけど「フラバっちゃた」って言葉


フラバとはフラッシュバックのこと

元カレと分かれた原因が、元カレの浮気だったとする
浮気がバレた原因は、彼の車に乗ったときに自分の知らない口紅が落ちていた

 

その口紅から浮気が発覚
彼のことは好きだったけど、どうしても浮気が許せなくて別れたとしよう


別れたけれど彼のことは大好きだったから、何日も泣いてやっと最近落ち着きを取り戻しつつある


そんなとき、たまたまつけていたテレビで、彼の車にあったのと同じ口紅のCMを見てしまった

 

同じ口紅を見たとたん また思い出してイヤな思いをして気分が悪くなった
そして、なんであたしばっかりこんな思いしなくちゃいけないの!と思ったりする

 

そして友達に「テレビで同じ口紅見てフラバっちゃたよ」と話したりする

 

これっていかにもフラッシュバックに見えるかもしれないけど、厳密に言えばあくまでも彼女にとってのフラバということのなる

 

テレビで、同じ口紅見てムカついて気分が悪くなった
ようするに気分が悪くなっただけ
これが彼女にとってのフラッシュバックということになる

 

マジのフラッシュバックは気分が悪くなっただけじゃすまされない


例えば、小さいときから何かにつけて父親からぶたれていたら 男の人が手を振り上げたのを見ただけで、恐怖が蘇り体は硬直して1ミリたりとも動けなくなるかもしれない

 

子どもの頃に父親にぶたれたときの恐怖そのままに体が反応する
こうなるとイヤなことを思い出したとか、気分が悪くなったとかのレベルじゃない

 

体が自動反応して、自分でどうにかしようと思ってもどうにもならない
制御不能状態になる

 

このふたりがフラバちゃった話をしても、全く別次元の話になってしまう

 

口紅の子と父親にぶたれていた子が、ふたりで「フラバっちゃった」会話をしたら、口紅の子は「え~、あたしもだよぉ」って感じで、相手に対して自分のフラバと同じだと思って会話をするだろう

 

だってマジのフラッシュバックなんて知らないんだから分かるはずがない

 

父親にぶたれていた子は「えっ、そうなの・・・? 同じなの・・・?」となぜか理解は出来なくても違和感を覚える

 

だってこの子にとってのフラッシュバックは、そんなに簡単なものじゃないんだから

 

こんな風に現実レベルで会話が成立しているように見えても、実はまったくかみ合ってないってことが生じる

 

人は自分が体験したことでないと分からないから
何がいいとか何が悪いとかの話ではない

 

体験が違うということは、話がかみ合ってるように見えても、実際には全然違う感覚で受けとっていることがよくあるってことになる

 

どちらも悪気はないし 正しいとか間違っているということもない

 

 

トラウマの中でも性暴力は「魂の殺人」と言われる

 

最近では誹謗中傷や不倫でも「心の殺人」と言われることがある

 

「魂の殺人」や「心の殺人」と言われる理由

 

それは被害者の心身にはかり知れない影響を与えてしまうから

 

本人は望んでもいないしイヤだと思っていることを 有無を言わさず強制的に加害されることの恐怖は想像するにも余りある

 

特に子どもにとっては 子ども自身が何をされているのか認識できずに「イヤだ」と思っても人に伝えることができないことが多い
加害の相手が信頼している人や親しい人なら余計にダメージは深くなる

 

人は性暴力を受けると瞬間的に神経生理学的反応で 無意識にじっとして生き延びようとする
これが後に「あの時なぜ抵抗しなかったのか」と苦しむ原因にもなる


被害者は生涯にわたって忘れられないし苦しい思いをする
性被害のPTSDの発症率は50%という調査結果もある

 

肉体的に傷付けたり亡き者にすれば当然罪に問われる
見えない心を傷付けたり壊したりしても罪に問われることはほぼない

 

肉体的に傷付けたり亡き者にすれば 物的証拠や状況証拠、調書も取れるので起訴することが出来る
起訴することが出来れば罪に問うことが出来る

 

見えない心を傷付けたり壊されたりしても 物的証拠や状況証拠、調書も取れない
当然起訴することは出来ないので罪にも問われることはない

 

※最近ではレイプや誹謗中傷など罪に問うことができるようになったが まだまだその数は少ない

 

心的外傷後ストレス障害(しんてきがいしょうごストレスしょうがい、post-traumatic stress disorder、PTSD)は、の安全が脅かされるような出来事(戦争、天災、事故、犯罪、虐待など)によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である[1]。症状がまだ1か月を経ていないものは急性ストレス障害として区別する。

心的外傷後ストレス障害 - Wikipedia

 

www.hiroyu-sya2kaime.com