ヒロ、勇者2回目まだまだレベル5

辛いことやしんどいことはもうこりごり、バツ1シングル第2の人生雑記

母親の呪縛と違和感の正体

 

母親の呪縛

 

 

母親からすると自分は変った子どもだった

 

今だからわかる気がするけど
母からしてみれば 自分の子どもを理解することが出来なかったから
「あんたは変な子」
と言っていたんだと思う

いうても 母は至って普通の人だったと思う
「普通」と言ってしまうと語弊があるかもしれないが
仕事もしていたし 夫婦仲もよかったので
外から見れば 仲の良い家族という構図だったのではないかと

母にとっての「普通」の枠に
たぶん自分は入っていなかった
だから「あんたは変な子」ということで母自身が納得していたのではないか

 

母自身に 子どもを理解しようという発想自体がなかったのではと思う
おじいちゃんもおばあちゃんも 一緒に住んでいたので
母にとっては 仕事をして家事をこなして
それだけで精一杯だったのかもしれない

 

不思議なことに 父親からは変わってると言われたことはない
これが結構救いだった気がする

 

父親には何を言っても
「お前はそうなんだ」と肯定されていた記憶がある
だから 父親のことは好きだった

 

親といるとなぜか苦しい: 「親という呪い」から自由になる方法

 

母にとっていい人であることは大事なことだったのかもしれない

 

母はとにかく揉める事が嫌いだった
それは 母自身が育った生育環境によるものなのか
時代背景も影響しているのかわからないけど

 

母は早くに両親を亡くして 兄夫婦に育てられた
昔のことだから 兄弟が多いのは当たり前で 末っ子だった母はその環境の中で母なりの処世術を身に着けていったのかも

 

そんな環境の中で うまくやるために自分自身の何かを押し殺して 周りに適応しようとしたのかもしれない

 

お見合い結婚が多かったあの時代でも 結婚は恋愛結婚だった
父との出会いが運命的だったのかもしれない

 

衝撃的なエピソード

 

生前母からはよく呼び出しの電話がかかってきた
どうということはない 孫はどうしているかとか
そんなたわいもないことがほとんどだ

 

仕事が一段落すると 子供を連れてよく実家に行った
この頃は 母は何となく苦手だけどその理由さえわかっていなかった
単純に 離婚してしまったから心配なんだろう位に思っていていた

ある日みんなでご飯を食べに行こうという事に
母は孫に「何食べたい?」と聞くが
子どもは ここぞとばかりに「すし~!」

 

まあ 自分が子どもと外食することはほとんどなかったから 回るお寿司屋さんといえども子ども達は大喜び
当然母は「じゃ、お寿司食べに行こう」となる

 

ただ自分は???
あなた お寿司食べられましたっけ?
確か嫌いだったはずでは・・・

 

それを母に言うと
「そんなことない!食べられる!」と言う
はぁそうですか、それなら行きましょう
でもなんだか釈然としない

 

母はお寿司屋さんでかんぴょう巻きだけを食べた
お寿司食べられるって言ったじゃん
やっぱり嫌いだったんだ
母にとってのお寿司はかんぴょう巻きらしい

 

それだけなら 子供たちに合わせてお寿司屋さんに連れてきてくれたんだと思えるけど そのあとが衝撃だった

 

自分も子どもたちもイクラが好きなので 
みんなでイクラを食べていたら
「あんたたち、よくそんな変なもの食べられるね、気持ち悪い」と言ってのけた

 

それ言う???
みんながおいしく食べているのに そのデリカシーのない言葉
ビックリして開いた口が塞がらない、何も言えず

 

言われた人の気持ち考えないのかな?
自分が言われたらどう思うんだろう?

 

ここでハッと気付く
母自身は言われても何も感じないのかもしれない
ひょっとして 感情ないんとちゃうか

 

母の呪縛から解放される方法

 

多々あった違和感の正体

 

自分の弟が結婚したのを機に 実家では弟夫婦との同居する選択をした
父親は別居を提案していたが なんとお嫁さんが同居OKだった

 

弟夫婦にも子どもができて お嫁さんも仕事を辞めた
家の子どもと年が近かったせいもあり 子ども同士遊ばせることもあった

 

そんな折 実家で母とお嫁さんの会話に違和感
多分 自分と母親の関係の中でも多々あったんだとは思うが 自分自身のことにはなかなか気付けない

 

二人の会話を引きで見ることによって 気付けたのかも
「お母さん、夜ご飯○○でいいですか」
「はい、ありがとう」

 

イヤイヤ あんたそれ嫌いだろ!
母はもの凄く好き嫌いが多い
母の食べられるものだけで食事を回すのでは 弟が満足しない
「はい、ありがとう」と言われれば それ作りますよね

 

嫌いな食事で母はどうしているのかと思っていたら 自分の想像が及ばないことになっていた

 

母から電話がかかってきて まずくて食べられないからコッソリ捨てていると言う
えっ! 何それ、バレるだろ!

 

嫌いなら嫌いで 私は苦手だから自分の分は自分で作るとか なんとでもコミュニケーションの取りようはあると思うんだけど

 

揉める事嫌いだし いい人やりたいんだろうな
これはもちろん本人の意識では認識していない
認識していれば もっと他にやりようがあると思うから

 

思っていることと言葉にすることのズレ
言葉の裏に見え隠れする本音
本人は認識ないし気付いてないから コミュニケーションがずっとこのパターン

 

自分にとっては凄い違和感
真逆ですわ

 

自分は 思っていることと口から出る言葉が同じなんですね
これは自分でも気付いていなかったんだけど 大人になってから仲良くなった友達に
「ちみは 思っていることと言っていることがイコールだから 付き合っていて凄く楽なんだよね」と言われて初めて気付いたんですけど

 

全くもって母とは真逆で こんな自分を母が理解するのは不可能だろうと
理解できないから
「あんたは変な子」になったんだなぁと